シンポジウムの趣旨

第2回だれもが使えるウェブコンクールでは、関連イベントの第2回としてシンポジウムを開催いたします。ウェブのアクセシビリティを、実装的な視点だけではなくより広義の観点から考える場を提供することをめざすシンポジウムです。

これまで障害のある方のウェブ参加は、支援技術などでコンテンツにアクセスしやすくすることに注力されてきて、それは、今後も更なる発展をしてゆくものであると思います。 一方で、最近のスマートフォンなどは当初からアクセシビリティに考慮した機能が組み込まれているケースも見受けられ、また、ネット企業によって音声検索や動画の自動キャプションなどの新しい技術も開発されてきており、“支援サービスがインフラになる”という潮流が着実にできつつあると考えられます。

そのような流れを受け、今後は、コンテンツにアクセスしやすくすることはもとより多様なユーザーの存在を認識し受容するダイバーシティの考え方に基づいて、より多くの人の役に立つコンテンツやサービスを発想し、「だれもが使える」ウェブから、「だれもが必要とする」ウェブに発展してゆくことが重要になるのではないでしょうか。

このシンポジウムでは、有識者、専門家の意見を交えてアクセシビリティからダイバーシティへの潮流について探る機会を提供します。

当日はソフトバンクモバイル株式会社CSR推進部のご協力により、聴覚障害者の参加者様にiPhoneとiPadを活用した要約筆記を提供いたします。台数に限りがあるため、ご希望の方は11月14日までに必ずお申し込みください。また、要約筆記サービスをご希望の方でiPhoneかiPadをお持ちの方はご持参ください。

こんな方にお勧めです

  • 企業・団体・公的機関のウェブサイトの担当者・関係者の方
  • ウェブ制作会社・広告会社の方
  • アクセシビリティの動向に興味のある方

「みんなの声で選ぼう!だれもが使えるウェブコンクール」とは

インターネットの発展で、多くの人々がメリットを享受しています。ウェブ上のサイトやサービスは、みんなの可能性を広げてくれる大切な役割を担っています。

しかし現在、ウェブは“だれもがアクセスでき、使いやすい”とはいえず、その点では残念ながら発展途上です。特に高齢者や障害者、ITには不慣れなユーザーなどは、置き去りにされがち。

そこで私たちは、昨年度から「だれもが使えるウェブコンクール」をスタートしました。 コンクールでは、無視されがちな障害者や高齢者にも市民モニターとして審査に参加していただき、その意見と専門家の審査を合わせて「だれもが使える優れたウェブサイト」を選出し、表彰する活動を行います。

今後も、だれもが使えるウェブを増やすために活動を続けてまいります。

参加申込み

開催の概要

日時

2010年11月26日(金)13時30分~16時30分(3時間)

会場

LoftworkGround
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア8F

JR渋谷駅 玉川口から徒歩10分
井の頭線渋谷駅 アベニュー口から徒歩5分

アクセスマップ
http://www.loftwork.jp/loftwork_ground.html

定員

70名
* フォームからのお申し込み後、参加費お振り込みの先着順

参加費

4,000円

プログラム

【受付開始】13時(予定)

13:30-13:35
開会あいさつ
馬塲寿実(NPO法人ハーモニー・アイ理事長)
13:35-14:15
基調講演「アクセシビリティは世界を変える技術へ」
浅川智恵子(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 IBMフェロー)
14:15-14:20
小休憩
14:20-15:30
パネルディスカッション「社会インフラとしてのアクセシビリティ(仮題)」
モデレーター:岩城陸奥(株式会社ミラコム 代表取締役)
パネリスト:高橋宏祐(富士通株式会社)、萩尾信也(毎日新聞社)、伊敷政英(Cocktailz)、森田雄(株式会社ツルカメ 代表取締役社長)ほか調整中
15:30-15:40
休憩
15:40-16:20
特別講演「だれもが使えるモバツイのアクセシビリティ対応、実績と課題」
藤川真一(マインドスコープ株式会社 代表取締役)
※このパートだけUstreamでの映像中継を行います(予定)。
16:20-16:30
質疑応答

総務省 情報流通行政局 情報通信利用促進課 課長 安間敏雄(ヤスマ トシオ)様より、アクセシビリティ促進に向けてご挨拶がございます(時間は調整中です)。

出演者のプロフィール

浅川智恵子/日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 IBMフェロー
1985年日本IBM入社。2004年東京大学工学系研究科博士課程終了。入社以来アクセシビリティ技術の研究開発に従事。1997年に視覚障害者でもインターネットが楽しめるソフト「ホームページリーダー」を開発。2004年には、視覚障害者や高齢者にとってのウェブサイトの使い勝手を評価できるソフト「aDesigner(エーデザイナー)」を開発。これらの功績により、2003年に米国女性技術者団体WITI(WomenIn Technology International)が選定する女性技術者の殿堂入り。日本女性科学者の会功労賞受賞、日経ウーマンWoman of the Year 2004で総合2位、2004年第3回日本イノベーター大賞(日経BP社が主催)優秀賞などを受賞。2009年 IBM Fellow就任。現在、障がい者と一般のボランティアが協働してウェブのアクセシビリティを改善するというソーシャル・ネットワークを利用した新しい研究プロジェクト「Social Accessibility」を進行中。
岩城陸奥/株式会社ミラコム 代表取締役、社団法人日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会・顧問・メディア委員長
千葉大学工学部工業意匠学科卒。トヨタ自動車デザイン部を経て資生堂宣伝部入社。1995年に資生堂初代オフィシャルサイトの立ち上げに携わる。1999年旧社団法人日本広告主協会内にWeb広告研究会を設立し初代代表幹事を務める。2001年資生堂を退社し現職。
高橋宏祐/富士通株式会社 ソリューションビジネスモデル変革推進室 プロジェクト部長
1998年から富士通のWeb戦略を企画・統括。以後10年に渡り、Webサイト向上による企業ブランドの向上を実践。日本主導でのグローバル企業サイトのリファレンスモデルを構築し、日経パソコン企業サイトランキング3年連続首位、グッドデザイン賞、Webクリエーション・アウォードWeb人賞等、受賞多数。現在、ビジネスモデル・イノベーション業務に従事。著書に「Webプロジェクトマネジメント標準」。
萩尾信也/毎日新聞社 東京社会部編集委員
1980年、毎日新聞社入社。東京社会部、バンコク支局、外信部編集委員、同部副部長、サンデー毎日副編集長などを経て、現在は東京社会部編集委員。2003年、がん末期のルポルタージュ「生きる者の記録」で「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」受賞。本年、「ともに歩く:目の探訪記」「ともに歩く:手話の探訪記」で、視覚障害者や聴覚障害者の世界を連載。
伊敷政英/Cocktailz
2003年4月、アライド・ブレインズ株式会社入社。主に公共機関のウェブサイトについて、アクセシビリティ診断業務、ガイドライン作成支援業務、セミナー講師、執筆業務などを担当。 2008年、財団法人日本規格協会 情報技術標準化研究センター(INSTAC)「情報アクセシビリティの国際標準化に関する調査研究委員会」WG2委員(ウェブコンテンツJIS改正検討WG委員)。2009年5月にアライド・ブレインズ株式会社を退職し、2010年8月にCocktailz(カクテルズ)として活動開始。先天性の弱視の視覚障害を持つ。10月に右目の角膜移植を受けたばかり。趣味はドラム。ねこと暮らしている。
藤川真一/マインドスコープ株式会社 代表取締役社長
ベンチャーでWebの受託開発、動画CMSの開発責任者を経験した後、Webサービスに従事するためにpaperboy&co.に転職。ショッピングモール「カラメル」のプロデューサーの傍ら、個人でモバツイを開発・運営。2010年に想創社設立、同年マインドスコープ株式会社に社名変更。第8回Webクリエーション・アウォード Web人賞、忘年会議2009 究極のウェブ ランキング1位(モバツイ)、2009年Open Web Award・Best Mobile Based Twitter App部門1位(モバツイ)など受賞。
森田雄/株式会社ツルカメ 代表取締役社長 UXディレクター、だれもが使えるウェブコンクール実行委員会 副委員長
東芝EMIやマイクロソフトなどを経て、2000年に株式会社ビジネス・アーキテクツの設立に参画し2005年より取締役、2009年8月同社退職。読書家と称した充電期間を経て、2010年5月ツルカメを設立し代表取締役社長に就任。IAおよびUX、フロントエンド技術、アクセシビリティ、ユーザビリティのスペシャリスト。CG-ARTS協会委員。広告電通賞審議会選考委員。米IA Institute会員。アクセス解析イニシアチブ会員。Webby Awards、New York Festivals、アックゼロヨン・アワードグランプリおよび内閣総理大臣賞、グッドデザイン賞など受賞多数。趣味は料理とカメラ。
馬塲寿実/NPO法人ハーモニー・アイ 理事長、だれもが使えるウェブコンクール実行委員会 委員長
音声ソフト(HPR)のインストラクターを取得したのをきっかけに、多くの視覚障害者や中高年向けのパソコン講座を運営し、ユーザーと接する場で活躍をする。その後、現NPO 法人を設立しユーザー視点でのWeb アクセシビリティ関連のセミナーやシンポジウムを多数企画実施している。その他、企業の情報のユニバーサル化のコンサルティング等や、講師としても活躍中。

Twitter情報

当日はTwitterでのつぶやきによる中継を行います(機材の不調などで中止する場合もあります。ご了承ください)。
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主催・後援・協賛・協力

主催:
みんなの声で選ぼう!だれもが使えるウェブコンクール実行委員会
NPO法人ハーモニー・アイ
後援:
総務省
経済産業省
毎日新聞社
株式会社クリーク・アンド・リバー社
NHK厚生文化事業団
朝日新聞厚生文化事業団
日本障害者リハビリテーション協会
協賛:
技術評論社
Web担当者Forum
株式会社大塚商会
生活協同組合パルシステム東京
アルファサード有限会社
株式会社アークウェブ
協力:
ソフトバンクモバイル株式会社
WebSig24/7
CSS Nite
株式会社ミラコム
株式会社ツルカメ

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